活動の手引き
呉市公衆衛生推進協議会では、公衆衛生推進の活動の参考となる情報を盛り込んだ「活動の手引き」を作成しています。
公衆衛生とは
「公衆衛生」とは、地域社会の人々の健康の保持・増進をはかり、疾病を予防するため、講師の保健機関や諸組織によって行われる衛生活動のことです。戦後、自分たちの住むまちの衛生環境を改善したいという思いから、「公衆衛生」という言葉を用いた活動を行うこととなりました。
公衆衛生推進協議会とは
公衆衛生推進協議会(略称「公衛協」)は、「環境」と「健康」をコミュニティで守るために組織された任意団体です。
呉市公衆衛生推進協議会は、昭和32年に発足しました。地区自治会連合会の区域を単位として地区協議会を、地区協議会は地区推進委員(公衆衛生推進委員)をもって組織しています。地区推進委員(公衆衛生推進委員)は、自治会単位から委員を選出し構成しています。
公衆衛生推進委員とは
公衆衛生推進委員とは、地区衛生組織活動の推進役・世話役となるリーダーのことです。
呉市公衆衛生推進協議会においては、各自治会長1名と自治会長が推薦する者1名の計2名、また、100世帯を超える自治会においては、50世帯ごとに更に1名を追加し自治会長が推薦する者を目安としています。
ただし、「自治会長が推薦する者」は、上記の人数にかかわらず、各地区の実情に合わせて推薦できます。
自治会世帯数 | 自治会長 | 自治会長が推薦する者 | 計 |
---|---|---|---|
100以下 | 1人 | 1人 | 2人 |
101~150 | 1人 | 2人 | 3人 |
151~200 | 1人 | 3人 | 4人 |
以下50世帯ごとに自治会長が推薦する者が1人増えるものとする。 |
呉市公衆衛生推進委員は、呉市の公衆衛生のため、生活環境の改善を図り、豊かで明るい健康的な生活をするため、地域内に潜在する問題などについて、研鑽を積み、知識を深めて地域住民と積極的に解決しようとする役割を担っています。
事業の目的
呉市公衆衛生推進協議会では、地区協議会における相互の連絡提携を密にするとともに、地区協議会からニーズに基づき、市民の環境美化保全及び保健衛生の推進を図り、もって地域力を高め及びQOL(クオリティ オブ ライフ:生活の質)の向上を図ることを目的としています。
事業の内容
呉市公衆衛生推進協議会では、おもに以下のような事業を行っています。
(1) 総会及び公衆衛生大会の開催
事業報告及び決算報告、事業計画及び予算を審議
献血推進優秀地区表彰・優秀事業所表彰・感謝状贈呈
環境衛生美化活動表彰
(2) 公衆衛生推進委員研修
公衆衛生推進委員の知識の向上を図るための研修会開催
(3) 共同事業
女性連合会と合同で、「美しい呉プロジェクト」に関する事業
自治会連合会と合同で、「防災・減災」に関する事業
(4) 献血運動の推進
献血の実施、広報活動
(5) 体力促進事業
夏休み中、基準日に合わせ、各地区でラジオ体操を開催
(6) 環境と健康ポスター・標語コンクール事業
夏休みを利用し、小中学生を対象に、環境・健康をテーマにしたポスター・標語の募集・表彰
(7) 地区協議会活動の助成
各地区協議会へ地域の公衆衛生の推進に取り組む活動資金として助成金を交付
助成事業一覧
事業名 | 事業内容 |
①地域をきれいにする運動 | 河川清掃、一斉清掃活動等を行い、環境美化・環境保全意識の高揚と、自発的活動の普及・定着の推進を図る事業 |
②清潔な環境づくり運動 | 環境保全運動のために、犬猫のフン公害や不法投棄等に対する啓発看板やチラシ等を作成する事業 |
③環境講座 | 各地域で創意工夫により地球温暖化等の環境問題について認識や理解を深める環境講座等を実施する事業 |
④健康講座 | 各地域で、健康に関する知識の普及と実践のため、専門講師等を招いた講義や体験交流会を実施する事業 |
⑤公衆衛生に関する施設見学 | 各地区での焼却施設見学会等を実施する事業 |
⑥その他 | ①~⑤以外の活動で地域において公衆衛生の推進に資する事業 |
事業の内容
呉市公衆衛生推進協議会では、健康づくりや住みよい環境づくり事業に取り組み、地域住民の健康の増進、環境衛生活動に取り組むため、毎年募金活動を実施しています。
集められた募金は、呉市公衆衛生推進協議会の活動事業のための資金とし、地域の環境美化保全や保健衛生の活動を通じ、地域に還元されます。
◇募金の流れ